思いついた謎

謎とは謎の形になっていないだけであり、
その切り取り方と組み合わせ次第で
おそらくはありとあらゆる全てが
謎になり得るということの証明。
または単に難しく考え過ぎてみる実験

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謎の形には構築しきれていないが、
自動販売機の取り出し口に(商品単価は200円)
一枚10円玉が残っている状況に対する
あまりに散文的な思索妄想


あまり見ずに(暗闇・ポケット)二枚硬貨を引っつかみ
二百円のつもりで自販機へ投入する、
この時一枚が10円玉だと購入に失敗する。


そこで100円を追加する
入っているのが210円になる、
200円の商品を買う


するとこの状況が完成
ただしお釣りの取り忘れが起きる状況が必要。
もう一歩進んで


予想されるお釣り枚数と
実際に出るお釣り枚数を同じにする、
(枚数は同じでもお釣りの金額は違う)
投入金額と購入額とお釣り


すると
「偶然のお釣り取り忘れ」に気づかないという偶発性などとは
問題は別になってくる。そこに罠が仕掛けられないか。
そうなる組み合わせは――?


そして暗闇での硬貨の枚数、感触、
持っている理由――


二枚が三枚になる手品、ポケットの中、素手、練習。


硬貨に開いている穴、見ないでも良い識別方法――


盲目、ギザギザ


縁には触れないで指の腹で持つと丁度その形に。
指の腹で触れた理由がもうひとつ――
指紋?どうしても触ったことにしたかった。
自販機の中に飲み込まれる硬貨、隠蔽、何を隠蔽?
証拠――


ダイイングメッセージ