問題に対する思索

>ある昼下がり。
>小鳥のさえずる森の中を、一人の少女が走っていた。
>「おかあさん!どこにいるの?」
>叫ぶ少女。だが答えは無い。
>そのうち少女は、とある家の前に辿り着いた。
>
>「ここね!ここにいるのね!」
>そう言って少女は扉を開けた。
>だがそこにあったのは、たった一つの日記帳。
>何も無い家の中心にポツリと置かれている。
>少女はそっと手に取り、読み始めた。
>
>5月16日
>明日は楽しい楽しいクリスマス。
>プレゼントがいっぱい。とっても楽しみ。
>
>5月17日
>サンタさんがこない。
>サンタさんがこない。
>サンタさんがこない。
>
>5月18日
>
>昨日はとっても楽しかった。
>サンタさんにいっぱいプレゼントもらっちゃった。
>でもおかしいなぁ。そのプレゼントどこに置いたんだろう?
>
>9月33日
>
>時計の針がね、ゆっくりゆっくり私に近づいてくるの。
>
>12月65日
>
>今日ね、お外に出てみたの。
>そしたら人がいっぱいいたんだよ。
>いっぱいいっぱいいたんだよ。
>でもみんな変な色だった。なんでかな?
>少女は突然、日記帳を閉じた。少女は気付いてしまったのだ。
>
>そう。少女は、気付いてしまったのだ…。



とりあえず考えついたことを書いてみる。


5月17日がクリスマスであると仮定する。
そして何かの異常は5月17日から開始され、
それまでは全ての物理現象が正常であったと考える。


9月33日という記述、その内容、


そして異常はこの館にのみ保持されると考える。


ここで1つ、飛躍するとクリスマスはキリストの聖誕祭であるが、
実際の誕生日は10月1日か2日、もしくは9月15日であるらしい。
10月2日つまり9月33日は、そう、ある意味正しいクリスマスの日付となる。


さて、である筈なのにが彼女は正常な時間帯の中にいた時点で、
5月17日をクリスマスとして認識している。


このあたりから計算すると何か結果が出るかもしれないが、
もう一つくらい計算するポイントが欲しい。
よってあえて放置して、進める。
ひょっとして南半球のクリスマスとかが絡むんじゃないかなあ、知らんけど。

ということは、
彼女はこの日記(主観時間)でしか存在しえない空間中で
この「時計の針がゆっくり私に近づいてくる」という表記は、
つまり正常な時間に戻りつつある。という意味ではないかと思う。


さて、この時の流れ上では12月65日とは、一体いつのことなのか。
何かその日に歴史的な何かが起こってはいないか。
……5月17日がクリスマスに当たると計算できるポイントにおいて


それが計算できれば、
みんなが変な色の理由も、少女が気付いたことの内容も、
明らかになるのではなかろうか。


母親=聖母マリアは雰囲気的な仮説としてあり得るが、形に出来ない。
その場合


気付いたこと
=
マリアが生んだのはキリストなので、少女は存在できない。
つまり自分の存在はありえない。


プレゼント
=
何者か超越存在からの受胎告知


とかになるんかな。


めんどくなったので後は知らん。
みんなが変な色っていうのは、そこが南半球だったから周囲にいるのが黒人だった、とか