{娯楽]神栖麗奈は此処にいる 神栖麗奈は此処で散る

軋みがすなわち救いであり同時に破滅でもある、
そういうことも此処にある。


電撃文庫という、僕が一番素通りしそうなコーナーに
何故か気をひかれたのが始まりでした。
そして僕は見てしまった、そこに「神栖麗奈」が、あるのを――


という感じで
存在しない筈の欠損、満たすためには必要で、しかしありえない、
あってはいけないそういう存在。そのモノが、見えた瞬間奈落行き。


といったノリでリリカルに、オカルティックに、
そしてなによりミステリアスに展開する哲学的なお話に、
電撃らしくオタ向けらしく、
鬱とかレズとか萌えとかのトッピングが付随する
なによりミステリアスノベル。
ミステリとは言い切らずミステリアス。
判んないけど、多分読んだ人なら理解はしてもらえるはず。


「ミステリとSF・ホラーの謎の解き方の違い・謎のありかた」等を
ぼんやりと考えたりしました。


そんな彼女は、此処にいる――。


「・・・」と同じぐらい恥ずかしいけれど、
かっこよく見えるので、
「――」を多用しています。ごめんなさい。